政策・制度・技術

2011年02月02日

 

産総研 太陽光発電パネルごとの不具合検知する通信技術を開発

Keywords:  環境技術  再生可能エネルギー  大学・研究機関 

 

JFS/AIST Develops Communication Technology to Monitor Individual Solar Panels
Copyright 産業技術総合研究所


産総研は2010年6月14日、太陽光発電パネルからの直流電力線をそのまま通信線に利用する通信技術を開発し、試作機による原理実証に成功したことを発表した。この技術により、パネルごとの発電状況をモニタリングし、容易にパネルの不具合検知ができるようになる。

試作した通信装置の子機は、小型でパネルの端子箱に収納でき、安価(量産時で200円以下を目標)に生産でき、新たな配線工事を必要としない。さらにパネルごとの発電状況の推移を親機の画面に表示できるため、パネル不具合の検知がこれまでより容易になる。

一般家屋の太陽光発電システムは、設置後にメンテナンスされることはまれであり、これまでは不具合が予想されてもそのパネルを特定することができず、発電量の低下につながる可能性があった。

今後は、耐ノイズ性の強化、装置のさらなる小型化、低コスト化をはかり、早期の技術移転により実用化を目指す。

登録日時:2011/02/02 06:00:15 AM

English  

 

参照元

太陽光発電パネルごとの発電状況をモニタリングできる通信技術を開発
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/
pr2010/pr20100614/pr20100614.html


 

このページの先頭へ