政策・制度・技術

2010年10月08日

 

95%以上が水で出来た高強度の新素材を開発

Keywords:  環境技術  大学・研究機関 

 

JFS/Strong Water-based Material Developed
Copyright 東京大学

東京大学大学院工学系研究科の相田卓三教授らは2010年1月21日、高強度で透明なアクアマテリアルの開発に成功したと発表した。この研究は、科学技術振興機構(JST)目的基礎研究事業の一環として行われたもの。

今回開発に成功したアクアマテリアルは、95%以上が水、2~5%が化粧品や歯磨き粉に使われる粘土鉱物、わずか0.4%に満たない有機高化合分子物で出来ている。混ぜるだけで、3分以内という短時間でゲル化する。

0.5MPa(メガパスカル)と、シリコンゴム程度の強度があり、形状保持性、分解性が高く、人体から容易に排出される。鋳型の中で作製すれば形状を付与することも可能で、切断直後に貼り合わせれば容易にくっつく性質を持つ。

水を主成分とする素材は、環境に負荷のかからない材料として様々な分野への応用が想定され、今後の応用研究に期待が高まっている。

高強度で自己修復性のあるアクアマテリアルの開発に成功
http://www.jst.go.jp/pr/info/info707/

登録日時:2010/10/08 06:00:15 AM

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