政策・制度・技術

2010年03月08日

 

コスモテック 電気を使わない安心、安全な自動ドアを拡販

Keywords:  環境技術  企業(製造業) 

 

機械メーカーのコスモテックは、2009年6月に電気を使わずに開閉できる自動ドア「ツウカイドア」の改良型を開発し、2010年以降さらなる拡販を目指している。ドアは踏み板を利用したもので、省エネ型で電気代の節約となる上、災害時や停電時にも安心して使える。

同社では1997年から製作を始めた。そのきっかけとして、同社社長の谷島昇さんは、「1995年の阪神淡路大震災の直後に、車椅子を寄付しようと現地へ行ったら、車椅子利用の方から、自動ドアが開かず怖い思いをしたという話を聞いた。そこからこの自動ドアのアイデアが浮かんだ」と話している。

「ツウカイドア」はセンサーやモーターを使用していないため、電磁波が発生せず、病院や福祉施設、電磁波を嫌う精密機械を使用する場所などにも最適。踏み板の上に乗っている間は確実に開いているので、戸に挟まれることもなく安心して利用できる。また待機電流を必要としないので、省エネ効果はもちろん、通常は電源を切ってしまう休日や夜間にも利用できる。

改良型はさらにドアの開閉スピードが変えられるように工夫したもの。安全性を高め、今後は年間200台の製造を目指している。

ツウカイドア - 安全性・電源レスを実現した自動ドア -
http://www.cosmotec-kk.jp/pc/free03.html

登録日時:2010/03/08 06:00:15 AM

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