2009年12月17日
アサヒビールは2009年9月25日、セルロース(植物繊維・細胞壁の主成分)を糖に分解する酵素「セルラーゼ」を低コストで生産する技術を、世界で初めて開発したことを発表した。
「セルラーゼ」は、稲わら、麦わらといった未利用資源に含まれるセルロースを糖に分解するために使用されている酵素。食品加工分野やエネルギー分野を中心に世界的に市場が拡大している。地球温暖化対策として注目されるバイオエタノールの製造でも需要が拡大している。
同社は、セルロースを分解する酵素「セルラーゼ」を従来の数十分の一程度の低コストで生産する技術を開発し、特許を取得。通常、酵素生産の培地としては、ブドウ糖や乳糖などを使用するが、今回開発した技術では、オフィスや家庭などで大量に発生する使用済みのOA用紙や新聞紙、ダンボールなどの古紙を培地として使用する。
世界初! 酵素「セルラーゼ」を古紙から低コストで製造する技術を開発!!
http://www.asahibeer.co.jp/news/
2009/0925.html
登録日時:2009/12/17 06:00:15 AM