政策・制度・技術

2009年08月27日

 

環境省 2009年度「学校エコ改修と環境教育事業」の採択校を決定

Keywords:  環境技術  政府 

 

環境省は2009年6月12日、「学校エコ改修と環境教育事業」の2009年度の採択校を発表した。環境建築及び環境教育の有識者による選定等検討会を経て選ばれたのは、神奈川県横浜市の新羽中学校、京都府京都市の朱雀第四小学校、熊本県水俣市の水俣第一中学校の3校。

「学校エコ改修と環境教育事業」は、断熱改修や太陽光発電の導入、屋上緑化などでCO2の排出を抑制しながら児童生徒の快適な学習環境を確保しようと、2005年から始められた。ハード整備に加え、改修を素材として地域への環境建築の技術普及や学校を核とする地域ぐるみの環境教育を展開することに大きな特徴がある。

これまですでに改修工事が終了した学校では、さまざまな環境教育の取り組みが行われている。2007年にエコ改修を終えた北海道の黒松内中学校では、2009年5月に校舎の設計者を講師に迎え、生徒たちは光と風を取り入れた校舎について、実際に使われた材料を見ながら具体的な構造について学んだ。

2008年に改修を終えた長野県の高森南小学校では、外断熱構造にしたことで、寒さの厳しい長野県でも晴れている日はほとんど暖房なしで過ごせる。そこから太陽の光に注目した3年生が、黒く塗ったペットボトルを日に当ててお湯を作る実験を行うなど、生徒から出されるエコアイデアも多いとのこと。

環境省、学校エコ改修と環境教育事業に6校を追加(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024438.html
エコフロー
http://www.ecoflow.go.jp/

登録日時:2009/08/27 06:00:15 AM

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