生物多様性・食糧・水

2009年02月03日

 

環境省、2008年度里海創生支援海域を選定

Keywords:  生態系・生物多様性  NGO・市民  地方自治体  大学・研究機関  政府 

 


環境省は2008年8月18日、七尾湾、赤穂海岸、大村湾及び中津干潟の4海域を2008年度里海創生支援海域に選定したことを発表した。里海とは、人手が加わることにより、生産性と生物多様性が高くなった沿岸海域をいう。

同省は2008年度から3年間の計画で里海創生支援事業を実施している。同事業では、地方公共団体と地域が一体となって、海域環境の保全や海との共生の観点から活動に取り組んでいる海域を選定し、里海の創生を目指す活動を支援するとともに、里海づくりの参考となるマニュアルの策定の基礎となる各種データを収集採取する。

七尾湾では地元自治体、住民、NPO団体、大学などが連携した持続的推進体制を構築し、七尾湾の豊かな自然と伝統文化の再評価、地域住民の里海リテラシー向上を図る。赤穂海岸(播磨灘)では千種川河口干潟のアマモを活かした里海づくりとして、地元自治体、住民、NPO団体などの広範な主体の参加によるアマモの増殖活動などに取り組んでいく。

大村湾ではスナメリとともにくらせる大村湾づくりを目指し、地元自治体、住民、NPO団体などとスナメリの観察会をとおして環境体験のあり方の議論を深めていく。中津干潟(周防灘)は豊前海・中津干潟のササヒビをいかした里海づくりを目指し、地元自治体、住民、漁協、NPO団体などと、伝統漁法に着目しつつ里海として創生を図る。

平成20年度里海創生支援海域の選定について
http://www.env.go.jp/press/
press.php?serial=10069

平成20年度里海創生支援海域の公募について
http://www.env.go.jp/press/
press.php?serial=9961

登録日時: 2009/02/03 06:00:15 AM

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