2008年10月26日
Keywords: 環境技術 NGO・市民 政府 生態系・生物多様性
近年、日本各地でコケを使った緑化の取り組みが進んでいる。二酸化炭素を吸収し、建物表面の温度を下げる上、簡単に取り付けられ、維持にも手がかからないため、建物の緑化に活用する企業も増えてきている。
コケは芝生に比べて育てやすい上、軽量で扱いやすいパネルを使用して緑化するので、短時間で施工できる。メンテナンスも簡単で、雨水の貯水などにより、潅水があまり必要ない。ほかにも、屋上・法面・壁面の緑化ができる、二酸化炭素の吸収量が多い、断熱効果が高い、防音効果があるなどのメリットが上げられる。
NPO法人グリーンアライアンスは、炭化コルク・貯水頁岩からなる断熱材と砂コケや灰コケを使った外装断熱緑化パネルWoolly Mossを活用し、2006年よりコケ緑化を行っている。現在までに15件施工し、今後も増えていく見込みである。また、NPO法人モスグリーンEcoは、2007年より、荒廃地・休耕田・遊休地を活用してコケを生産し、農山村地域の再生を図るという取り組みを行っている。
http://www.greenalliance.or.jp/woollymoss.html
http://mgeco.go2.jp/
コケで緑化を (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/364-j
登録日時: 2008/10/26 12:34:34 PM