政策・制度・技術

2008年09月22日

 

2008年度特許出願技術動向調査 環境・エネルギー分野で出願件数世界1位

Keywords:  環境技術  政府 

 

特許庁が2008年4月23日に発表した特許出願技術動向調査によると、調査対象の12テーマのうち、環境、エネルギー分野のいずれにおいても、日本勢が日米欧中韓への出願件数シェアにおいて1位にあることがわかった。

同調査は、第3期科学技術基本計画(2007年3月閣議決定)において重点推進4分野及び推進4分野と定められた8分野(ライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料、エネルギー、ものづくり、社会基盤、フロンティア)を中心に、出願件数の伸びが大きいテーマ、今後の進展が予想されるテーマを選定して、技術動向を調査しているもの。

例えば、「ディーゼルエンジンの有害排出物質の低減技術」は、米国への出願件数シェアにおいて欧州勢と日本勢が1位と2位を占める。2008年3月に閣議決定された海洋基本計画10年後の商業化を目指すことが掲げられている「メタンハイドレート」については、天然メタンハイドレート資源の開発に関する技術では日本勢による出願は46%を占めて1位、人工メタンハイドレートによる天然ガス輸送の技術でも日本勢は68%のシェアを占め、優位となっている。

同庁では、調査結果を特許審査および研究開発戦略の策定、産業政策、科学技術政策の基礎資料として活用されるべく、産学官に広く情報発信していきたいとしている。今回発表されたテーマについて、同年8月に特許庁ホームページに調査結果の要約版を掲載し(以下のURLを参照のこと)、調査結果の報告書については国立国会図書館などで閲覧できる。



http://www.jpo.go.jp/shiryou/gidou-houkoku.htm




登録日時: 2008/09/22 09:41:30 AM

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