政策・制度・技術

2008年04月14日

 

アブダビ、コスモ石油、東工大、集光太陽熱発電技術の共同実証

Keywords:  環境技術  企業(製造業)  再生可能エネルギー  大学・研究機関  政府 

 

コスモ石油ならびにアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国政府系機関であるMASDAR-アブダビ・フューチャー・エナジー・カンパニー(MASDAR-ADFEC)は共同で、東京工業大学(東工大)と集光太陽熱発電技術開発のための共同研究開発契約を締結した。署名式は2007年12月17日、アブダビ首長国ムハンマド皇太子、福田首相、両国の関係閣僚の臨席のもと首相官邸において行われた。

UAEは国策として、化石燃料に代わる多種多様な新エネルギー研究開発を行うマスダール・イニシアティブを実施しており、集光太陽熱発電技術を最重要研究開発のひとつとしている。本共同研究開発に必要な資金はコスモ石油、MASDAR-ADFECがそれぞれ50%ずつ拠出し、東工大は各種独自技術の提供ならびに技術移転、人材育成を行う。

共同研究では、東工大炭素循環エネルギー研究センターの玉浦裕教授が研究してきた、ソーラータワービームダウン集光技術を実証する。本技術は、太陽炉を地面に据え置くことで建設・補修費用削減を可能とし、発電コストを低減する。2008年に100kWの実証実験プラントを建設し、実験の評価結果しだいでは商業化プラント建設準備に入る考え。



http://www.cosmo-oil.co.jp/press/p_071217/index.html



登録日時: 2008/04/14 09:34:28 AM

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