エネルギー・地球温暖化

2007年05月26日

 

電源開発、石炭ガス化プロセスのCO2分離回収技術確立へ

Keywords:  省エネ  企業(非製造業)  政府  環境技術 

 

電源開発は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同で、石炭ガス化の過程で発生する二酸化炭素の分離回収のための技術開発を2007年度から3年間の予定で、北九州市の同社若松研究所において実施する。

同社とNEDOは、石炭から効率的かつ経済的に合成ガスを製造する石炭ガス化技術の研究開発プロジェクト「多目的石炭ガス製造技術開発(EAGLE)」を1995年から実施してきた。今回、同開発を行っている若松研究所の石炭使用量150トン/日のパイロット試験設備に、CO2分離回収設備を新設する。

CO2分離回収の研究課題は、加圧石炭ガス化プロセスからのCO2分離・回収特性の把握。適用可能なCO2吸収液および前処理法がキーポイントとなる。計画では、CO2回収率をコスト的見地から90%程度で設計し、CO2純度は99%以上を目標としている。

高効率石炭ガス化技術にCO2分離回収技術を組み合わせれば、CO2排出量をLNG火力発電並に低減できることから、石炭をクリーンに活用するためCO2分離回収システムの確立を目指している。



http://www.jpower.co.jp/company_info/rd/index.html




登録日時: 2007/05/26 10:41:59 PM

英語記事はこちら


 


 

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