生物多様性・食糧・水

2006年11月18日

 

8割が「自然に関心」 内閣府世論調査

Keywords:  生態系・生物多様性  NGO・市民  政府 

 

内閣府が2006年9月に発表した世論調査によると、自然に関心のある人は、全体の85%を超え、自然保護が「最も重要」と答えた人が、人間社会と自然保護との「調和」を重視する人を初めて上回ったことがわかった。

調査は自然保護についての意識を調べるため、5年ごとに行われており、2006年は6-7月に全国の20歳以上の3000人を対象に実施、有効回収数は61%だった。自然の保護についてどのように考えるか、3つの選択肢から聞いたところ、「人間が生活していくために最も重要なこと」が48.3%で、「人間社会との調和を図りながら進めていくこと」の46.7%を上回り、過去4回の世論調査で初めてトップとなった。

自然保護が必要な理由として(2つまでの複数回答)「気温の調節、二酸化炭素の吸収など、人間の生存に不可欠な環境条件を整えるから」が46.7%と最も高く、以下「多様な生物を育む生態系や絶滅のおそれのある動植物を守ることは重要だから(37.0%)」「人間の心に安らぎや潤いを与えてくれるから(36.7%)」と続く。

今後自然保護に最も力を入れるべき地域については(複数回答)、「メダカやホタルなどの昆虫・小動物が生息している里地や里山(45.0%)」「都市やその周辺の緑地や水辺33.2%)」などが上位にあげられた。



http://www8.cao.go.jp/survey/h18/h18-sizen/index.html




登録日時: 2006/11/18 10:07:44 AM

英語記事はこちら


 


 

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