エネルギー・地球温暖化

2006年11月04日

 

火力発電所の蒸気をコンビナート各社が利用して省エネルギー

Keywords:  省エネ  企業(非製造業)  環境技術 

 

2006年8月1日、東京電力、日本触媒、旭化成ケミカルズの3社は、川崎市千鳥・夜光コンビナートに工場を持つ9社と共同で、東電川崎発電所の蒸気を工場用に再利用する省エネルギー事業を進めると発表した。東電が発電に使用した後の蒸気を新設配管および新日本石油化学の既設配管を通して各社へ年間約30万トン供給し、各社は工場用蒸気として有効活用するもの。

3社は、当年10月を目途に事業を運営する新会社を設立し、現在リニューアル工事中の最新鋭LNG火力発電設備から蒸気の供給が開始される2009年下期に向けて蒸気配管の建設工事などの準備を進める。本事業は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援事業に選定され、必要費用の一部補助を受けて行われる。

各社はそれぞれボイラで発生させた蒸気を使っているが、東電からの蒸気に切り替えることにより、年間で約1.1万キロリットル(原油換算)の燃料と、約2.5万トンのCO2排出量の削減効果が期待される。



http://www.tepco.co.jp/cc/press/06080101-j.html




登録日時: 2006/11/04 11:58:53 AM

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