第１回優良ESCO事業表彰、金賞は日立製作所と小松製作所

(財)省エネルギーセンターが2006年２月１日表彰した「第１回優良ESCO(Energy Service Company)事業」で、小松製作所小山工場とともにESCO事業者の日立製作所が金賞を受賞した。

日立製作所は、小松製作所小山工場で、低風速による局所を効率的に冷却するディスプレースメント空調設備の導入により動力を約８分の１に削減し、熱電可変型のコージェネシステムの導入とともに大幅なエネルギー削減をはかり、年間4,650ｔのCO2を削減したことが高く評価された。

同センターは、優良なESCO事業の一層の普及促進を図るとともに、地球温暖化防止等に向けた環境保全・省エネルギーに貢献することを目的に本賞を創設。サービス開始後１ヵ年以上経過したESCO事業の導入事業者とESCO事業者が共同申請した事例の書類審査、ヒアリング、現地調査、プレゼンテーション審査を経て、10件の「第１回優良ESCO事業」を決定し、特に優れている事業を表彰した。

ESCO事業は、省エネルギーを企業活動として行い、顧客にエネルギーサービスを包括的に提供するビジネスで、顧客の省エネルギー効果の一部を報酬として受取るしくみ。国は省エネルギー対策の目標として、ESCO事業の活用により原油換算で年間100万キロリットル削減を目指している。



http://www.eccj.or.jp/pressrelease/060119.html


日立、海外で省エネルギー支援サービス事業を展開 （関連のJFS記事）
http://www.japanfs.org/db/1254-j


登録日時: 2006/04/28 09:50:55 PM

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