2006年04月13日
Keywords: 生態系・生物多様性 企業(製造業) 企業(非製造業)
三井住友海上火災保険は2005年12月5日、インドネシアの林業省と同年4月から進めてきた植林プロジェクトの植樹式を、対象地である「パリヤン野生動物保護林」(ジャワ島ジョグジャカルタ特別州野生動物保護林)で行ない、保護林の修復・再生事業を本格的に始動させた。同国林業省と日本の民間企業が連携して保護地林で森林再生事業を行なうのは初めて。
本プロジェクトでは、インドネシア在来種を中心に現在荒地になっている同保護林の約300ヘクタールの土地に、約26万本の木を2011年3月までに植樹する。初年度は2006年2月までに約100ヘクタールの土地に約10万本を植えた。
住友林業による技術支援のもと、在来樹種や有用樹のほか、果樹やトウモロコシ、イネ、キャッサバ等の農作物なども植栽するアグロフォレストリー方式を実施し、地元住民の経済的支援も行なう。再生した保護林は20年間で約7万トンのCO2を吸収し、地球温暖化防止にも貢献する。
植樹式には、林業大臣、州知事、地元近隣4村の代表者のほか、総勢1000人以上の地域住民が参加。また植樹式の前には、「植林地近隣の教育環境の向上に寄与し、長年にわたる植林の取り組みを支えていきたい」との趣旨で、三井住友海上のインドネシア現地法人から植林地近隣の小学校5校へ、教科書、文具、スポーツ用品などが寄付された。
http://www.ms-ins.com/news/h17/1208_1a.html
登録日時: 2006/04/13 09:57:07 AM
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