エネルギー・地球温暖化

2006年01月20日

 

2004年度の温室効果ガス排出量は前年比0.8%減少、1990年比7.4%増

Keywords:  省エネ  地球温暖化  政府 

 

環境省は2005年10月21日、2004年度の温室効果ガス排出量の速報値を発表した。総排出量は13億2900万トン(CO2換算、以下同じ)で、03年度の総排出量に比べると0.8%減少したものの、京都議定書の規定による基準年(1990年)の総排出量に比べると、7.4%上回っている。

前年に比べての減少は、原子力発電所の利用率が回復(59.7%から68.9%)したことにより、使用電力量の伸びに伴う二酸化炭素排出量を抑制し、ほぼ横ばいで推移したことに加え、電力分野以外の燃料消費量が減少したことによる。

エネルギー起源CO2の排出量は、11億8100万トンで、前年比0.6%の減少。部門別の内訳では、産業部門(工場等)4億7200万トン(前年比1.1%減)、業務その他部門(オフィスビル等)1億9500万トン(0.5%減)、家庭部門1億6800万トン(1.1%減)、エネルギー転換部門(発電所等)8530万トン(0.5%減)であった。一方運輸部門(自動車、船舶等)2億6200万トンで0.7%増になっているが、自家用自動車からの排出量増加の影響が大きい。



http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6466




登録日時: 2006/01/20 08:25:03 AM

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