エネルギー・地球温暖化

2005年12月30日

 

JR東日本、営業車として世界初のハイブリッド鉄道車両を導入

Keywords:  省エネ  交通・モビリティ  企業(非製造業) 

 

JR東日本は2005年11月8日、営業車としては世界初のハイブリッド鉄道車両3両を新たに製造し、営業運転に使用していくことを発表した。同社では、新しい動力システムであるハイブリッドシステムを搭載した試験気動車を製作し、走行性能や省エネルギー効果等の確認を進めてきたが、性能・効果等の確認ができたため、営業運転を始めるもの。

この車両の特徴は、ハイブリッドシステムにより、ブレーキ時の回生エネルギーを有効利用することにより、現行の気動車よりも燃料消費率を低減(小海線で約10%)し、省エネルギー化が図れること。

また、発電用ディーゼルエンジンには最新の排ガス対策エンジン(コモンレール式ディーゼルエンジン)を採用し、ハイブリッドシステム効果と合わせて、排気中の窒素酸化物、黒鉛などの粒子状物質の約60%低減を目指している。

このほかにも床面高さを低くして、ステップとの段差を縮小したり、優先席部の吊手高さを変更したり、腰掛幅を拡大するなど、人に優しい設計となっている。



http://www.jreast.co.jp/press/2005_2/20051105.pdf


JR東日本、世界初のハイブリッド鉄道車両を開発 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/278-j


登録日時: 2005/12/30 11:23:10 PM

英語記事はこちら


 


 

このページの先頭へ