2005年12月16日
Keywords: 省エネ NGO・市民 地方自治体 地球温暖化 政府 政策・制度
国際環境NGO FoE Japanは、2004年度より公立学校における省エネ及び光熱水費節減分還元プログラム「フィフティ・フィフティ」を、日本各地の自治体へ普及させるための活動を行っている。
このプログラムは、ドイツでは2,000以上の公立学校で実施されており、生徒、教員、用務員が連帯して設備投資によらない省エネ対策を推進し、節減された光熱水費の一部を自治体が学校に還元するもの。FoEJapanでは、2004年度から地域共同実施排出抑制対策推進モデル事業として、このプログラムのノウハウをマニュアル化し、公費の削減にも資する学校での省エネ活動の普及を図っている。
2004年度は東京都杉並区の6校で5ヶ月間(2004年9月-1月)モデル事業として取り組み、0.77%のCO2削減率(削減量1,880kg:過去3間平均との比較)を達成。同様のプログラムを行っている自治体担当者を招いてのシンポジウムも実施した。2005年度はこの成果を受け、区内全62の小中学校にて2学期より実施。全校に昨年同様の省エネ啓発ポスターを配布し、省エネ監査"エコオーディット"のワークブックを活用して、子どもたち自身が学校内のエネルギーや水の使用を見直し、省エネ活動に取り組む。
他の地域での取り組み例としては、大分市で2005年度、モデル的に小中学校5校で省エネと還元プログラムを実施し、環境対策課の予算から、節減した光熱費の半分をお金で還元、4分の1を緑化などにあてる予定。
http://www.foejapan.org/lifestyle/energy/saveenergy/
登録日時: 2005/12/16 10:41:48 AM
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