生物多様性・食糧・水

2005年06月16日

 

全国7ヶ所で絶滅危惧植物展を開催

Keywords:  生態系・生物多様性  大学・研究機関  政府 

 

2005年4月から11月まで、環境省と社団法人日本植物園協会、植物園自然保護国際機構の主催で、絶滅危惧植物展が全国7ヶ所(大阪・沖縄・東京・新潟・福岡・広島・宮城)で順次開催されている。

地球上の半分以上の植物が、2100年までに姿を消してしまうと言われている。日本は狭い国土の割に豊かな植物相に恵まれているが、近年の開発や採取などの影響、また逆に里山などでは人の手が入らなくなることから起こる環境の変化によって、全体の4分の1にあたる1,665種類が絶滅の危機に直面しているということが環境省の調査で明らかになった。

この植物展では、「私たちと植物の未来のために」何をすべきなのかを問いかけ、一般の人々の問題意識を喚起させることを目的としている。

主催者のひとつである日本植物園協会は、日本の植物園が集まって作った団体で、野生植物の現状を調査、計画の作成、保全活動すると同時に、海外から違法に持ち込まれた絶滅危惧植物を植物園に引き取り保護するなど多くの絶滅危惧植物を保全している。日本原産の野生植物の保護栽培だけでなく、国や他の組織と協力し合って国際的な植物保全や世界の植物園をも支援する活動を進めている。



http://www.syokubutsuen-kyokai.jp/




登録日時: 2005/06/16 11:53:34 PM

英語記事はこちら


 


 

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