交通・モビリティ

2005年04月23日

 

天ぷら廃油の乗り合いバス運行 地域の交流めざして

Keywords:  交通・モビリティ  3R・廃棄物  NGO・市民  大学・研究機関  市民社会・地域 

 

NPO法人鳥取発エコタウン2020は、家庭から集めた天ぷら廃油を動力とする乗り合いエコバス「いなばエコリモわいわいGo号」の試験運行を2004年12月-2005年1月までの2ヶ月間行った。区間はいままでバス路線がなかった若葉台(鳥取環境大学)から鳥取大学を経て賀露まで、一日2往復。

「地球にいいことします会員」になることで、無料で乗車することが出来るシステム。会員になるには2通りあり、ひとつは回収拠点の小学校に天ぷら廃食油を持って行って会員証を受け取る方法。もう1つは、清掃などの活動に参加したり、環境に優しい商品を環境に優しい活動をしているお店で買う「グリーン購入」をするなどして、乗車時に「地球や地域にいいことをします」と宣言すれば会員証が渡される。

公共交通輸送基盤の脆弱な地域において、天ぷら廃食油を精製した燃料(BDF)で走るコミュニティバスを学生、住民、企業が協力し合い運営する「市民乗り合いバス会社」を立ち上げることを念頭においた事業。バスの共同利用によって、化石燃料使用と自家用自動車利用を削減し、同時に乗り合いバス利用者の交流促進によって、地域の活性化を目指す。






登録日時: 2005/04/23 02:21:18 PM

英語記事はこちら


 


 

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