2004年05月22日
Keywords: 生態系・生物多様性 NGO・市民 市民社会・地域
近年、日本から多くのボランティアが中国や東南アジアに出かけて植林活動を手伝っている。環境NGO(財)オイスカの「子供の森」計画は、単に"植える"作業に焦点を当てるだけではなく、肝心な"育てる"過程に当事者を巻き込む事業を展開している。
オイスカが計画支援者から募った寄付金により、対象地域の学校が苗木を購入する。基本的に、その苗木を植え育てるのは現地生徒。日本からのボランティアは、それを手伝うことになる。
当事者である子どもたち自らが苗木を植え、森へと育てることで、緑の尊さを学び森への愛着を育てることができる。また、子どもたちが書くグリーティングカードは、日本にいる支援者のもとへ届けられ、つながりを実感できるうれしいコミュニケーションツールとなっている。
「子供の森」計画は1991年にスタートし、2003年3月現在、24カ国2700余校に広がっている。オイスカでは「地球環境問題の解決には、当事者自らが行動することで問題意識を深めることが大切」と考えている。
http://oisca.org/project/cfp/
登録日時: 2004/05/22 02:04:58 PM
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