政策・制度・技術

2004年04月23日

 

エネルギー原料用に高収量サトウキビを共同開発

Keywords:  環境技術  企業(製造業)  再生可能エネルギー  大学・研究機関 

 

アサヒビールと九州沖縄農業研究センターは、エネルギー原料用として高収量のサトウキビを共同で開発した。アサヒビールではこのサトウキビを使用して製糖と燃料用エタノール製造を行う実証試験を開始する。

2002年より開始した共同研究で、九州沖縄農業研究センターが育種に成功した従来種に比べてバイオマス生産量が2倍以上のサトウキビ品種群「モンスターケーン」を、共同で評価・選抜。エネルギー原料に適した高収量のサトウキビ「エネルギー用モンスターケーン」を開発したもの。

次のステップとして、2004年4月よりアサヒビールはR&D本部技術開発研究所に小規模プラントを新設、エタノール製造の効率化のための技術開発と製造プロセスの実証を行う。副産物であるバガス(サトウキビの搾りかす)を燃焼して得られるエネルギーで、製糖やエタノール製造のエネルギーをまかなうように製造プロセスを設計。外部からのエネルギー供給を不要とすることで、単位耕作面積あたりのバイオマス活用度の最大化を図る。

将来的には、このプロセスで製造したエタノールをガソリンに一定割合で混ぜて自動車燃料として利用し、日本におけるバイオマスエネルギー活用モデルの創出を目指す考え。



http://www.asahibeer.co.jp/news/2004/0204.html


http://konarc.naro.affrc.go.jp/press/20040204/index.html


登録日時: 2004/04/23 11:31:13 AM

英語記事はこちら


 


 

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