2004年04月12日
Keywords: 生態系・生物多様性 NGO・市民 地方自治体
石川県にあるいしかわ動物園は「いしかわ動物園環境行動計画」に基づき、環境への負荷の軽減とともに、動物園を環境教育の場として活用していくため、エコ動物園となることをめざして様々な活動を展開している。
動物舎は、できるだけ動物たち本来の生息環境に近い環境を再現し、動物が飛び越えられない幅の堀を巡らせる「モート方式」やガラス越しの観察により、従来のコンクリートや鉄格子で仕切った狭い動物舎では見られない、生き生きとした動物たちの自然な素顔や姿が間近に観察できる。
園内の調整池にたまった雨水は、動物舎やトイレの清掃、植栽の散水用として利用。動物の糞やエサクズは、堆肥舎のプラントで有機肥料としてリサイクルしている。
太陽電池による時計や電気自動車の導入により省エネ化を図り、二酸化炭素の排出を抑制。また、雨水を地下に浸透させるため、透水性舗装や透水性ブロックを使用している。
園内の随所に実のなる木を植栽するとともに、調整池をできるだけ自然の形に近づけるよう「ビオトープ」化を図り、野鳥や昆虫などの野生生物が住みやすい環境を整えている。
登録日時: 2004/04/12 04:10:43 PM
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