2008年10月25日
本年6月に施行された生物多様性基本法は、国民が生物の多様性に配慮したものを選択するための措置を国に求めている。生きもの認証マークによって、農林水産物または産地の付加価値を高め、生物多様性の保全に対する生産者と消費者双方の意識を高めることが狙い。さらに、国産農林水産物に対する関心を高めることによる食料自給率向上を期待している。
マークには、生態系の上位の種や地域固有種などを用いることが検討されている。すでに先駆けて生物多様性の保全に取り組んでいる兵庫県豊岡市では、里の生態系の上位に立つコウノトリをマークに用いた農作物の認定を行っている。このような先進的な事例をもとに検討を進め、ガイダンスや事例集として取りまとめる予定。
2010年10月に愛知県名古屋市で開催される第10回の締約国会議(COP10)でアピールしたい考え。
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/
s_senryaku/seibutu_tayo/
http://www.ron.gr.jp/law/law/biodvs_k.htm
登録日時: 2008/10/25 05:53:27 PM