2012年01月23日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(非製造業) 生態系・生物多様性
不動産事業のヒューリックは2011年10月20日、ビルの建替事業において、日本生態系協会が開発した生物多様性保全の取り組みに対する定量評価手法と認証制度(JHEP認証)を活用して、地域の生物多様性の保全に貢献する物件を建設すると発表した。省エネ、低炭素といった建築物の環境性能を高めるとともに、生物多様性の観点から地域本来の樹種や動物を考慮した外構緑地を整備する。
具体的には、各物件でJHEP認証を取得することにより、生物多様性への貢献度とその算定根拠を物件ごとに明確に示すとともに、企業全体としての取り組みレベル等についても定量的に把握することを目指す。日本生態系協会は、JHEP認証を通じて、都市における生物多様性の保全と回復に向けた支援を行う。
初の取り組みとして、東京都大田区での2件の事業が10月19日、JHEP認証
(Aランク)を取得した。緑地は在来種の樹木を中心に植栽し、樹木ごとに生物多様性の質向上を目指して管理する考え。
森ビルの再開発事業、JHEP生物多様性評価で最高ランクを取得(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029757.html
登録日時:2012/01/23 06:00:15 AM