2009年01月11日
経済産業省がグリーン熱分野の普及促進のため「グリーン熱証書」制度の導入に向けた具体的な検討を行う動きを受け、雪氷冷熱施設の技術的ノウハウや全国一の導入事例を持つ北海道経済産業局は2008年6月12日、雪氷熱証書システム化のための雪氷グリーン熱証書検討委員会を設置した。同委員会では、雪氷施設の稼働状況等の実態把握、グリーン熱証書システム案の設計、模擬的なグリーン熱証書発行事業の実施の検討を進めている。
第1回デモンストレーション事業では、認証は同委員会の審査によるとし、グリーン熱の生産事業者は美唄市農業協同組合の米穀零温貯蔵施設「雪蔵工房」、グリーン熱価値利用者は札幌ドームで、空調需要への充当を行う。
「雪蔵工房」は貯雪庫の冷気を建物内で循環させる雪氷熱エネルギーを利用し、玄米の保存を行う国内最大規模の施設。今回の課題として正確な計測法の検討を行い、取引費用と購入者のメリットが活かされるグリーン熱定義の在り方も検討した。
第2回 雪氷グリーン熱証書検討委員会の開催について
http://www.hkd.meti.go.jp/hokne/
seppyo_g2nd/index.htm
雪氷グリーン熱証書検討委員会について
http://www.hkd.meti.go.jp/hokne/
seppyo_g2nd/about.htm
グリーン熱証書に関する取組み
http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/
11d03j.pdf
グリーンエネルギー利用拡大小委員会 議事要旨・議事録・配布資料
http://www.meti.go.jp/committee/gizi_8/8.html
北海道美唄市で雪冷房への取り組みが広がる(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/023583.html
登録日時: 2009/01/11 06:00:15 AM