エネルギー・地球温暖化

2008年10月11日

 

セイコーエプソン 2050年までにCO2排出を10分の1に

Keywords:  地球温暖化  企業(製造業) 

 

大手電気機器メーカー、セイコーエプソンは、2008年6月2日にベルギーのブリュッセルにおいて、2050年までに商品とサービスのライフサイクルにわたるCO2排出量を10分の1とし、地域社会とともに生物多様性の修復と保全を行うなどの「環境ビジョン2050」を発表した。

同ビジョンでは、「CO2の排出量は自然界の吸収能力の範囲内に抑えられ、人々が平等に排出でき、同時に全員が排出量を削減する努力をしなくてはならない」という考えに基づき、2050年の予測人口比率に鑑みて、同社が目指すべき排出量を策定した。今後、製品の小型・省エネ化、再使用・再利用による「資源循環の環」の仕組みづくり、生産施設の規模適正化などを通じて、この目標を実現していく方針。

同社の2007年度のCO2総排出量は90.7万トン。総量ではこの4年間で20万トン以上の削減が図られている。しかしこの延長線上でも目標到達は難しい。同ビジョンでは「企業としてのあるべき姿」をまず描き、そこへ向けての方策を考えるバックキャスティングという視点・手法により、目標の達成に向けて取り組んでいくとしている。



http://www.epson.jp/osirase/info080616.htm


http://www.epson.jp/company/newsline/2008/csr0807.htm
セイコーエプソン、積水化学、三洋電機に日経地球環境技術賞 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/1641-j
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http://www.japanfs.org/db/1645-j
セイコーエプソン、紙製品の調達方針を制定 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/1892-j


登録日時: 2008/10/11 05:37:28 PM

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