2007年03月28日
芸術活動を通じて人々が集い、個人や地域の活性化に寄与することを目的に、2001年に設立されたNPO法人横浜アートプロジェクトは、2005年より粘土団子を使って、ケニアに緑を再生する「レインメーカープロジェクト」に取り組んでいる。アフリカの乾いた大地に「緑=楽園」を創り雨を呼ぶという一連のプロセスをアートと捉え、地球規模の豊かな未来像を創造することをめざしている。
きっかけは、理事長の榎田氏がアフリカから帰国した友人から、アフリカの砂漠化の現状と「10キロ四方を緑にすると、雨が降る」という話を聞いたこと。粘土団子とは、自然農法家の福岡正信氏が考案したもので、粘土に植物の種を入れ丸めて乾燥させることにより、種を乾燥やそれを食す小動物などから発芽するまで守ることができる。
2006年3月に、1ヘクタールの半砂漠化した土地に粘土団子を散布。散布した場所の外側でも、相乗効果で草が芽を出し始めるという予想以上の成果が得られた。その後、同年9月には4箇所8ヘクタールに散布を行い、今後も雨季の時期(3月と9月)に合わせて、活動を続けてく予定。
また、緑化活動のドキュメンタリー映画を撮影しており、2007年7月頃に完成の予定。映画の収益は同プロジェクトに還元される。同プロジェクトは、現地で高い反響を得て、継続した活動を期待されている。
http://www.yokohama-artproject.com/
登録日時: 2007/03/28 03:15:04 PM
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