2006年07月29日
徳島県上板町では、友好都市である石垣市の特産品ゴーヤを使って、庁舎に日よけを作る準備をしている。ゴーヤの日よけで冷房を抑え、環境保全や経費節減に取り組む。
暖房を使わないウォームビズで、米国のワシントンポスト紙など多くのメディアからの注目を集めた同町では、クールビズも何かしなければと、職員が案を出し合い、緑のカーテンで庁舎の温度を下げ、極力冷房を抑えることで意見が一致。ヘチマやアサガオ、ゴーヤと様々な意見が出たが、食べられて体に良く、友好都市である石垣市がゴーヤの古里ということで、ゴーヤを選んだ。
この取り組みを知った地元住民の一人が苗を提供、石垣市からも同町に種が送られた。2006年5月29日に庁舎の南と北に定植を行い、生育状態は至って良好とのこと。収穫したゴーヤは無償で町民に配布する予定。
この取り組みによる冷房軽減により、前年に比べ月3万円ほどの経費節減が期待されるが、同町総務課坂東氏によると「取り組んでいる職員は、金額の問題でなく職員の意識改革や地球環境のことを思って楽しみながら行っている」。ゴーヤを使ったクールビズで、環境保全・経費節減だけでなく、石垣市との友好・住民の健康・町の活気につながることが期待されている。
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登録日時: 2006/07/29 06:38:22 AM
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