2004年12月17日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業) 環境技術 生態系・生物多様性
NECは2004年9月10日、ケナフ繊維をポリ乳酸に添加したバイオプラスチックを、同社の個人向けノートパソコンの部品に採用することを発表した。
とうもろこしなどの植物を原料とするポリ乳酸から作られた従来のバイオプラスチックは、熱変形しやすい、割れやすいといった問題点があったが、この強化バイオプラスチックは、補強材としてケナフ繊維をポリ乳酸に添加することで、耐熱性と強度が従来品の1.7倍以上になり、今回、パソコンの小型メモリーカードの挿入口に入れておくダミーカードへの採用が実現した。
同社は有害なハロゲンやリンを成分としない難燃剤を使用したバイオプラスチックを開発中。2006年までにその実用化を予定している。さらに、2010年までにパソコンの筐体に使用するプラスチックの約10%を植物由来のバイオプラスチックに置き換えていく意向。今回の開発品はその目標に向けての一歩となる。
http://www.nec.co.jp/press/ja/0409/1001.html
登録日時: 2004/12/17 04:04:54 PM
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