2004年10月29日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業) 再生可能エネルギー 政府 環境技術
コンプレッサー製造会社の加地テックは2004年5月20日、燃料電池車などに用いられる水素ガスを、最高1,100気圧(110 Mpa)まで圧縮できる装置を開発したと発表した。
クリーンエネルギーの使用で注目される燃料電池自動車用の水素ガス供給ステーション向けに開発されたもの。水素ガスを圧縮し、体積を減らすことで大量貯蔵が可能となり、これまでよりも走行距離を伸ばすことができる。
トヨタ自動車など大手自動車メーカーが開発した燃料電池車の水素タンクは現在350気圧で注入されているが、普及には700気圧以上が必要とされており、水素ガス圧縮機の改良が求められていた。
経済産業省は2010年度までに5万台の燃料電池車の普及を目標に掲げている。この装置は日本自動車研究所の安全評価施設に2004年6月末に設置されており、燃料電池車の走行実験に使用される予定。水素ガスインフラと燃料電池車普及への貢献が期待される。
登録日時: 2004/10/29 04:42:14 PM
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