2004年07月30日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(非製造業) 再生可能エネルギー 環境技術
東京ガスは2004年5月17日、電力、熱、水素を同時に供給できるシステムの開発を始めたと発表した。この電力・熱併給型水素供給システムは、定置用燃料電池を利用して、燃料電池車向けの水素を供給するとともに、施設等へ電力や熱を安定的に供給するもの。
電力・熱・水素のベストミックス供給を目指すこのシステムは、水素を製造する定置用燃料電池ユニット、水素精製ユニットなどから成る。小容量タイプと大容量タイプがあり、開発段階では、大容量タイプで1日当たり燃料電池車約12台分相当の水素供給能力を目指す。水素供給がない場合にもコージェネレーションとして稼働するため、常に高効率なシステム運転となり環境負荷低減効果の最大化が可能となる。
同システムの開発により、水素ステーションや自家用水素供給システムなどの水素インフラ普及拡大が見込まれ、燃料電池車導入の加速化効果も期待されている。自治体などの公共施設、バス車庫、ゴミ集積場等、電力や熱の需要があり燃料電池車の先導的導入が期待される施設への導入を想定。2004年度に燃料電池ユニットと水素精製ユニットの開発と実証実験を行い、2005年度末の商品化を目指す。
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20040517-1.html
登録日時: 2004/07/30 10:36:16 AM
英語記事はこちら