エコ・ソーシャルビジネス

2003年07月18日

 

携帯電話、10年間で40分の1の省電力化を達成

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(非製造業)  省エネ 

 

日本は国民2人に1台の割合で携帯電話があるといわれるケータイ王国。携帯電話の契約者数は10年間で約40倍に増加している。台数の増加に加え、液晶画面の大型化やカメラ機能など新機能が次々と付加されていることから、携帯電話の使用による消費電力の増加が気になるが、日本最大の移動通信事業者であるNTTドコモによると、同社携帯電話全体の消費電力量はほぼ横ばいにとどまっているという。

同社によると、契約者数が約100万人だった1992年は、携帯電話で消費した総電力量は1日当たり3万2832kWh。これに対し、契約者数が約4200万人となった2002年は同3万3600kWh。現在の利用者が10年前の携帯電話機を利用していると仮定すると、1日当たりの総電力量は134万4000kWhとなり、これは中型の水力発電所1基が1日フルで操業したときの電力量に相当する。

部品の数を減らしたことや各部品自体の省電力化を進めたこと、充電時に使用するACアダプタの待機電力削減、また基地との交信における効率化の実現などにより、省電力化がかなりのスピードで進んでいる。同社では今後も省電力化に向けて研究開発を続けていくという。






登録日時: 2003/07/18 10:35:30 AM

英語記事はこちら


 


 

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