ProjectsJFSのプロジェクト

 

「生物にまなぶ技術
~ 概念と実例 最前線レポート」

インタビュー

第1回インタビュー
「ネイチャーテック」 赤池学さん

本連載の記念すべき第1回は、ユニバーサルデザイン総合研究所の赤池学所長に登場いただきました。氏が著書『カタツムリが教えてくれる!』で提唱されている、自然に学ぶ技術のあり方「ネイチャーテック」について伺います。

第2回インタビュー
「材料生物学」 竹本喜一先生

石油化学から作られるプラスチックなどの合成高分子は、ほとんど自然には分解しません。そのため、廃棄や処理の仕方が大きな問題になっています。そうした中、自然界の合成と分解の循環に学び、生物の英知に習う研究が注目を集めています。1993年に「材料生物学 -生物をまねた新素材」という新しい分野を開拓し、一躍有名になられた大阪大学名誉教授・竹本喜一先生に、生物に学ぶ無害・高機能の新素材についてお話を伺いました。

第3回インタビュー
「自然に学ぶものづくり」 積水化学 自然に学ぶものづくり 研究助成プログラム

プラスチック製品、ユニット住宅の大手メーカーの積水化学工業株式会社が、2002年「積水化学 自然に学ぶものづくり 研究助成プログラム」を開始しました。これは、自然に学んだ知恵をものづくりに活かす研究に、年間総額2,000万円を助成するプログラムです。「21世紀の科学技術のあり方を考え広げる一翼を担いたい」と話す本プログラムのディレクターである前島一夫氏、白鳥和彦氏、広報担当の相原佳世子氏にお話を伺いました。

第4回インタビュー
インタープリター&環境教育プランナー「風と土の自然学校」主宰 梅崎靖志氏

ここまでのシリーズでは、技術開発に携わる研究者の専門的取り組みを中心に紹介してきました。では、「こうした技術を研究してみたい」と考えた学生や研究者は、どこから始めればよいのでしょうか。今号では、ナチュラリスト・環境教育専門家で、「自然に学ぶ」を日々実践している梅崎靖志さんに、どうしたら私たちの日常生活のなかで自然に学ぶ技術のヒントを得ることができるか、お話を伺います。梅崎さんは、身近に発見した「自然のデザインワーク」を、自然体験教育プログラムやメールマガジンで発信されていらっしゃいます。

第5回インタビュー
TV番組プロデューサ (株)ジャンプコーポレーション 『地球は天才発明家だ!人と自然の知恵くらべエライのはどっちだ!?』製作者金廣純子氏

「自然に学ぶ技術」が社会に浸透していくには、その面白さや可能性が、これからを担う子どもたちや、環境にとりたてて興味のない人々にも伝わっていくことが重要です。それはどうしたらできるのでしょうか。このテーマについて、「伝える」プロフェッショナルであるテレビ番組プロデューサの金廣純子さんにお話を伺いました。同氏は、2004年3月に放映され、広い反響を呼んだ全国系TV番組『キヤノンスペシャル・地球は天才発明家だ!人と自然の知恵くらべエライのはどっちだ!?』(TV朝日系全国ネット)の製作者です。

第6回インタビュー
「フクロウに学んだ新幹線?」 仲津英治氏

東京と博多の間を結ぶ、フランスのTGVと並ぶ世界最速の列車。それが、近未来的なデザインと特徴的な長い鼻(先頭部)で知られる『500系新幹線』(JR西日本)です。この、最高速度300キロでの静かな移動を可能にする技術は、実はある鳥に学んだものだったという事実をご存知でしょうか?この新幹線電車の開発・試験者であった、日本野鳥の会の会員でもあるエンジニアの仲津英治さんに開発ストーリーを聞きます。

第7回インタビュー
「細胞に学ぶものづくり」 藤本啓二氏

自然に学ぶ技術の事例を集めていくと、「自然に学ぶ」にもいくつかのレベルがあることに気づきます。最もシンプルなのは、自然の動きに学ぶ技術です。そこから人間の加工度がもう少し高いものとして、形態・構造に学ぶ技術や、生態系に学ぶ技術があります。そして最も加工度が高く、今後生命科学やナノテクノロジー分野が発展するにつれて事例が増えるであろうと思われるのが、生命の化学プロセスに学ぶ技術です。

しかし、化学に専門知識がないと私たちには、この分野はなかなかわかりにくいのが現状です。「化学のレベルで自然に学ぶ」とは、いったいどういうことなのでしょうか。今月は、生命理工学の分野で研究と教育に携わる慶応義塾大学理工学部の藤本啓二助教授に、「人工のエンジニアリング」と「自然のエンジニアリング」との違い、また、生物に学ぶものつくりの可能性について話を伺いました。

レポート

「ゼロエミッション 10周年 世界会議」基調講演 報告

去る2004年9月6・7日、東京の国連大学にて、「ゼロエミッション 10周年 世界会議」が開催されました。1994年に「ゼロエミッション」という構想が、欧州の起業家グンター・パウリ氏から提唱されてはや10年。この10年間で得られた成果を共有し、ゼロエミッションを達成するために、これからの10年に求められる技術とビジネスモデルが紹介されました。本会議から、バイオミミクリ提唱者ジャニン・ベニュス氏の基調講演を、一部抜粋・要約してご報告します。

積水化学 自然に学ぶものづくり フォーラム 2004 報告

2004年10月14日、積水化学工業株式会社京都研究所にて、第2回「積水化学自然に学ぶものづくりフォーラム」が開催されました。大学・研究機関から79名、企業、NGO・一般市民の方が137名と総勢216名が参加し、助成対象となった研究の展示発表の他、参加者同士の活発な交流が行われました。その模様を抜粋してご報告します。

JFSサロン『自然に学ぶ技術とは?』 報告

JFSでは2005年3月14日、この1年間進めてきたバイオミミクリ・プロジェクトの仕上げとして、サロン『自然に学ぶ技術とは? 〜38億年の知恵に学ぶコツ教えます』を開催しました。

 

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