2012年11月08日
Keywords: 省エネ 企業(製造業) 企業(非製造業)
信用調査会社の帝国データバンクは2012年7月4日、夏季の電力使用量削減に対する企業の意識調査の結果を発表した。調査対象は全国2万2800社、有効回答企業数は1万589社(回答率46.4%)。全国の7割以上が節電を実施し、削減量は10%未満が40.3%で最も多かった。
2011年に計画停電を経験した『南関東』では、78.4%(2,739社)の節電を実施し、10%以上の削減を見込む企業は28.3%(990社)で10地域の中で最も高かった。節電の数値目標として政府が10%を掲げている、関西電力と九州電力の要請地域となっている『近畿』は20.6%(364社)、『九州』では16.2%(140社)となった。
今夏の節電を「実施する(予定・検討を含む)」と回答した企業は、「空調などの温度設定の見直し」が92.5%、次いで、「消費電力の少ない製品・設備の導入(LEDなど)」が38.0%で2011年度比6.1ポイント上昇、「稼働・営業時間の短縮」の11.0%と続いた。