2011年06月07日
広島市は2011年2月4日から3月31日まで、ICTを活用した環境対策の一環として「環境情報の見える化」を進めるため、同市役所本庁舎、広島電鉄路面電車内にデジタルサイネージ(電子看板)を設置し、環境情報の配信する実証実験を行った。
同市は、三井情報、広島市立大学とともに、総務省が公募した「環境負荷軽減型地域ICTシステム基盤確立に活用する環境クラウドサービス実証実験」に取り組んでいた。この度、システム基盤が整ったことからエネルギーデータの収集を開始し、そのデータを環境負荷軽減への取り組み普及啓発のため利用するもの。
環境負荷軽減意識を啓発するコンテンツは市立基町高校の創造表現コースの高校生がデザインを担当する。広島市立大学インターネット工学研究室が環境クラウドサービスとのデータ連係やそのデータの見える化システム、路面電車デジタルサイネージへの連携モジュールの開発・運用を担当する。
もう一つの取り組みはCO2の空気中濃度の見える化で、液晶画面にCO2濃度を表示するとともに、LEDの色の変化で濃度を視覚的に表示する学習教材を開発する。同教材は市立広島工業高校の高校生が作成し、今回、センサーを設置した小中学校へ配付する。
登録日時:2011/06/07 06:00:15 AM
ICTを活用した環境対策に関する産学公連携による実験的取組
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/
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