エネルギー・地球温暖化

2010年04月26日

 

温かさを創出するデザイン賞、グランプリは竹とアルミを使った暖房

Keywords:  省エネ  NGO・市民  大学・研究機関  政府 

 

環境省とDESIGN ASSOCIATION NPOは、「2020年までにCO2等の排出量25%削減」という目標を実現するために、低炭素型ライフスタイルを提案していく"Low Carbon Life-design Award 2009"を共同開催し、2010年2月2日に各賞を発表した。

テーマは「ウォームシェア・スペース~いっしょにあったまろう。~」。冬の間過度な暖房に頼らず、自然に人が集まり温かさをシェアできる「新しい人間空間」を募集し、プロ、アマ、個人、企業を問わず参加を呼びかけたところ、407件の応募があった。

グランプリ(環境大臣賞)は金沢工業大学の准教授と大学院生による「ATATA-KAYA」。間伐した竹を砕いてチップにし、竹チップが醗酵する際に発する熱をアルミの大きな壁面から空間に伝える。空間には蚊帳の仕組みを用いたアルミ蒸着ネットを張り、熱を反射させることで内部を保温し、自然の中の巣のような心地よさを創り出す。

準グランプリ(DESIGN ASSOCIATION賞)は、エアコンや家具の位置によって寒さ対策をした「楽しいわが家(わが家の試み)」。審査委員特別賞は、地下のエネルギーを熱に変換した暖かいベンチや、樹木を配置したエコ空間「小さな森をつくる」。ほかにも佳作18点が選ばれた。

"Low Carbon Life-design Award 2009"各賞発表!
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12066
Low Carbon Life‐design Award 2009 表彰式 & シンポジウム
http://www.design-channel.jp/special/co2-25/

登録日時: 2010/04/26 06:00:15 AM

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