エネルギー・地球温暖化

2008年09月22日

 

データセンター市場の消費電力量、2012年度には2倍へ ミック経済研究所予測

Keywords:  省エネ  企業(製造業)  企業(非製造業)  大学・研究機関 

 

情報・通信分野専門の市場調査機関であるミック経済研究所は、「データセンター市場の消費電力とグリーンIT化の実態調査 2008年度版」を2008年5月7日に発刊したことを発表した。同調査は主要参入企業21社の個別実態調査と総床面積公表の55社のデータより、全体を推定している。これによると、国内データセンターの消費電力量は、2007年度で57億KwH、2012年度には107億KwHと2倍近くまで増加し、省エネ対策の必要性に迫られている。

日本国内のデータセンター市場の伸びは年率7%程度。2007年度の国内データセンター市場は1兆1600億円であり、2012年度には1兆6300億円に伸長する見込み。主要参入企業21社のデータセンターの消費電力量の増加率は、中堅企業の事業拡大に後押しされ、2006年度-2008年度で平均約13%増加するとしている。

また、データセンターの運用においてIT機器自体が消費する電力の何倍の電力が消費されるかを表す指標であるPUEは、今回回答のあった調査企業21社のうち17社の2006年度-2008年度平均値は約2.0であり、消費電力量の増加とともに、若干増加傾向にある。PUEを積極的に指標として活用している企業は17社中5社であり、同調査ではエネルギー効率化に向けたPUEによる管理を定着させるには計測項目の定義や計測点の明確化などの課題の課題が残るとしている。



http://www.mic-r.co.jp/




登録日時: 2008/09/22 10:29:09 AM

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