化学物質

2007年09月13日

 

水俣の経験を世界に伝える「水俣病経験の普及啓発セミナー」を開催 環境省

Keywords:  化学物質  NGO・市民  政府 

 

環境省は2007年3月13日-19日に熊本県水俣市及び新潟県において開発途上国の行政担当者を対象とする水俣病経験を伝えるための普及啓発セミナーを開催した。参加者は、インドネシア、フィリピン、タイ、ヴェトナム、中国、シンガポール、マレーシア、韓国の8カ国の環境行政担当者16名。

水俣病の悲劇を体験した日本は、その経験や技術を活かし、国際的に貢献しようと、1996年度以降、特に開発途上国を中心とした国々に水俣病の経験から得た教訓を伝えるため、インドネシア、フィリピン、タイ、中国、ヴェトナム、タイ、中国において「水俣病経験の普及啓発セミナー」を順次開催してきた。また、2003年度からは、これらの国の行政官を日本に招聘し、研修を行ってきた。

2006年度は、各国の具体的な環境保全施策に役立ててもらおうと、それぞれの国の若手の環境行政担当者を、熊本県水俣地域及び新潟地域に招聘し、直接、水俣病の教訓に触れ、公害の未然防止の重要性や水俣市の環境行政の現在の姿を伝えるなどの研修を行った。

これまでは、水俣病発生地域である水俣、新潟を交互に訪れるよう企画していたが、やはり両地域に行った方が水俣病について理解が深まるということで、今回初めて、水俣、新潟両地域での研修となった。


http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8146


http://www.mizumidori.jp/
http://fureaikan.net/


登録日時: 2007/09/13 08:38:57 AM

英語記事はこちら


 


 

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