エネルギー・地球温暖化

2007年07月29日

 

2004年度モーダルシフト化率の確報値、前年度より9.5ポイント上昇

Keywords:  省エネ  交通・モビリティ  政府 

 

国土交通省は2007年3月26日、2004年度のモーダルシフト化率(輸送距離500km以上の産業基礎物資以外の雑貨輸送量のうち、鉄道または海運(フェリーを含む)により運ばれている輸送量の割合)の確報値は40.4%で、前年度比9.5ポイント上昇したと発表した。06年12月22日公表の速報値と数値の差異はなかった(詳細は、末尾のJFS記事を参照のこと)。

同省は「モーダルシフト促進のための要因分析調査委員会」による「モーダルシフト化率の動向分析」を発表した。分析によると、1975年の輸送量を起点とした場合、鉄道・海運はほぼ一様に増加して2倍となっているのに対し、自動車では増加量が4から5倍と大きい上に変動が一様でないため、両者の割合を示すモーダルシフト化率が不安定な傾向になるとしている。

また、前年度比9.5ポイントの上昇は、500km以上の自動車輸送量の減少によるものである一方、輸送距離100km以下の輸送量が大きく増加していた。近年の距離帯別輸送量を比較すると、500km以上と100km以下の増減傾向が全く逆になっており、100km以下における増減が他の距離帯の増減に影響を及ぼしていると見て、トラックの総台数や需給の動向などを踏まえて引き続き分析を進めるとしている。



http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/15/150326_.html


2004年度のモーダルシフト化率、前年度比9.5ポイント上昇 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/1683-j


登録日時: 2007/07/29 11:07:06 AM

英語記事はこちら


 


 

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