エネルギー・地球温暖化

2007年06月30日

 

首都圏50ヶ所でバイオガソリンの販売を開始

Keywords:  省エネ  企業(製造業)  政府 

 

2007年4月27日から、首都圏50箇所の給油所で、バイオ・エチルターシャリーブチルエーテル(バイオETBE)を配合したバイオガソリンの試験販売が開始された。バイオガソリンを給油して走行する車は、二酸化炭素排出を最大約3%程度削減することが期待できる。

バイオETBEは、バイオエタノールとイソブチレンを反応させて合成される化合物で、バイオETBE配合ガソリンは通常のガソリンと同様に扱うことでき、燃費、価格もほとんど変わらない。石油各社は2006年4月に閣議決定された京都議定書目標達成計画を受け、2010年度に原油換算21万klのバイオエタノールをバイオETBEとして配合する。

今回販売するバイオガソリンは、同年2月にフランスから積み出され4月6日に横浜に到着したバイオETBEを、新日本石油精製根岸製油所でレギュラーガソリンに7%配合して製造され、元売10社によって給油所に配送された。石油各社は販売する給油所を2008年度に約100ヶ所、2009年度に約1,000ヶ所に拡大し2010年度から全国でバイオETBEを配合したバイオガソリンの販売する見通し。

一方、環境省はバイオエタノールを3%混合したガソリン(E3)を供給する実証実験を推進している。



http://www.paj.gr.jp/eco/biogasoline/


http://www.paj.gr.jp/from_chairman/data/file/2007/20070322.pdf
京都議定書目標達成計画 閣議決定 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/1043-j
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NGOなど、日本政府にバイオ燃料の持続可能性確保の要請書を提出 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/1503-j
環境省、4万台の車にバイオ燃料を供給する実証事業を推進 (関連のJFS記事)
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廃木材からバイオエタノール、世界初の本格稼働 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/1674-j


登録日時: 2007/06/30 12:00:27 PM

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