エネルギー・地球温暖化

2007年05月01日

 

鳥取環境大学でBDFバスの本格運行開始

Keywords:  省エネ  交通・モビリティ  大学・研究機関 

 

鳥取環境大学は2006年11月1日、同年10月上旬より試験運行をしている家庭の台所から出る廃食油を精製したバイオデイーゼル燃料と軽油の混合燃料で走るBDFスクールバスの運行を本格的に開始した。

学生、教職員だけでなく、地域住民も乗車可能で、学生、教職員は学生証、教職員証、駐車許可カードを見せることで、地域住民は地球に優しい地域通貨「チューズ」を提示することで乗車できる。チューズは1回の廃食油の提供で100、1回のレジ袋辞退で10獲得でき、100チューズで1回の乗車が可能。同年12月からはICカードでの乗車となる予定。

また、同年9月14日-16日には天ぷら廃油を燃料とした「天ぷらカー」で、同大学としては初めての県外へのPR走行を行った。現代日本の交通事情におけるBDF燃料車の運行実験やCO2削減キャンペーンの推進などを目的に、BDF燃料のステーションで給油し、瀬戸内海を一周した。運行車両は、車両位置がわかる「どこですカーシステム」を利用し、情報システム学科で逐一確認できる。

このBDFスクールバスは、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)に提案・採択された事業であり、2005年から同大学で始まった5つのプロジェクト研究会で構成されるエコプロジェクトの一環。エコプロジェクトは各研究会の活動・成果を公表し、具体的なCO2削減方法を提案することで、日本のCO2削減に貢献することを目標にしている。




登録日時: 2007/05/01 09:15:48 AM

英語記事はこちら


 


 

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