エネルギー・地球温暖化

2006年10月04日

 

日本、各国と連携してアジア地域の省エネ活動を推進

Keywords:  省エネ  国際  政府 

 

環境省は2006年5月31日、渋谷区の表参道ヒルズで、閣僚、各国大使、国内外の著名人らを招いて、ファッションイベント「COOL ASIA 2006」を開催した。冷房設定温度28度を広く普及させるために、涼しく効率的で格好良いビジネススタイルCOOL BIZの普及・定着をさらに推進するとともに、この取組みを日本と同じように高温多湿な気候を有するアジア各国と連携して実施することでアジア発の温暖化防止のメッセージを世界に発信することを目的に、COOL BIZの先進事例の紹介や2006年のスタイル発表などがおこなわれた。

経済産業省・資源エネルギー庁でも同日、原油価格の高騰をはじめとする世界の厳しいエネルギー情勢を踏まえ、アジアのエネルギー利用効率の向上に日本の省エネ技術や制度、経験などを役立てるための「アジア・省エネルギープログラム」を盛込んだ「新国家エネルギー戦略」を発表した。

石炭利用の加速化に伴う温暖化などの環境問題の解決やエネルギー需給が逼迫した際のパニック防止、アジアにおける石油の効果的備蓄スキームの確立を目指し世界のエネルギー需給環境の安定化をめざすもので、日本の産業界の事業活動を通じたビジネスベースの省エネルギー協力を推進することで、地球環境問題解決への貢献、ビジネスチャンスの拡大、アジア諸国と日本のWin-Win関係を築くことも念頭に入れている。

アジア・省エネルギー・プログラムの重点対象候補国は中国、インド、タイ、インドネシア、ベトナムの5カ国。特に世界第2位と第4位のエネルギー消費国であり、省エネポテンシャルが大きい中国とインドに対しては省エネ協力の最重点国として協力を進めていく方針。



http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7128


http://www.meti.go.jp/press/20060531004/senryaku-houkokusho-set.pdf


登録日時: 2006/10/04 09:15:36 PM

英語記事はこちら


 


 

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