化学物質

2005年09月18日

 

住宅の室内化学物質濃度は減少傾向 国交省調査結果

Keywords:  化学物質  政府 

 

国土交通省は室内空気中の化学物質濃度の現状を把握することを目的として、2000年度より毎年実施している実態調査の2004年度の結果を2005年5月10日に発表した。各年度の新築1年以内の住宅を比較すると、濃度指針値を超える住宅は減少している。

新築住宅の調査は、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン、アセトアルデヒドの6物質について行われている。2004年7月以降に着工された住宅で、ホルムアルデヒド(指針値0.08ppm)平均濃度0.026ppm、超過住宅の割合1.3%(以下同様に表示)。トルエン(0.07ppm)、0.04ppm、0.7%。キシレン(0.20ppm)、0.003ppm、0.3%。エチルベンゼン(0.88ppm)、0.001ppm、なし。スチレン(0.05ppm)、0.000ppm、0.1%。アセトアルデヒド(0.08ppm)、0.019ppm、10.2%。

2000年度の新築住宅で指針値を超えていた住宅について、追跡調査を行ってきたが、2004年夏期には、指針値を超過した住宅の割合は、ホルムアルデヒドで、17.0%、トルエンでは「なし」であった。

本調査は、2005年度の調査をもって終了となる。



http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/07/070510_.html




登録日時: 2005/09/18 09:49:10 PM

英語記事はこちら


 


 

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