エネルギー・地球温暖化

2004年10月06日

 

日本IBM、社員と家族8万人でECOマラソン

Keywords:  省エネ  3R・廃棄物  NGO・市民  企業(製造業) 

 

日本IBMは、「環境保護のために自分ができること」について身近な課題を公約として宣言し、実行度を競う「ECOマラソン」を全社規模で2004年4月から始めた。従来の企業活動としての環境活動に加え、社員自らによる環境活動の実践で環境意識を向上させることが目的。また家庭や地域の中での取り組みも促進するために家族ぐるみの参加もできるようにした。

参加者は、グループ社員約4万人とその家族約4万人の合計約8万人。「冷房を1度高く、暖房を1度低くする」「買物袋を持ち歩き、省包装品を選ぶ」など、事務局が提示する20項目から、取り組む項目を複数選び登録する。自分でも公約を決めることができ、「通勤は車に乗らず、1時間歩く(雨の日を除く)」など600項目以上が提出されている。各項目には達成難度や環境・社会への貢献度に応じて1-5段階が付けられる。

参加者は1ヶ月毎の達成具合(4段階)を社内ホームページに自己申告で報告。達成度は貢献度と達成具合に応じてポイント換算される。家庭での電気使用量の増減もポイント化する。今年は10月に集計し、上位5家族を11月に札幌で開催される「IBM環境シンポジウム」に招待して取り組みを発表してもらう。

同社は来年以降もECOマラソンを年間事業として続けると同時に、他社や自治体にも同様の活動を広げたいと考え、ECOマラソン支援システムの改善もめざしている。






登録日時: 2004/10/06 03:14:05 PM

英語記事はこちら


 


 

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