「人を大切にする経営学会」設立

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法政大学大学院政策創造研究科教授で、障害者就労支援を行っているNPO法人オールしずおかベストコミュニテイの理事も務める坂本光司氏は2014年９月23日、第一線で活躍する経営者や公認会計士、自治体など多岐の分野の発起人らとともに「人を大切にする経営学会」を設立した。

社員等の満足度や幸せこそが最大目標で最大成果と考える「人を大切にする経営」が研究対象で、その研究成果を広く社会に還元、啓蒙する活動を通して、よりよい企業経営を行う企業が増加することを目的としている。

経済社会のグローバル化、ソフト化などによる厳しい経営状況の中で、企業は一層の生産性や競争力の強化を実施してきたが、赤字率は年々高まり、今や70％を超える。しかし好不況に左右されず、好業績を持続している景気超越型・景気創造型企業が実践する経営の最大の特徴は、業績・技術・シェアの重視でなく、人の幸せを最重視した経営学であると分析する専門家も増えている。

同学会の主な活動は、全国の大学で開催する研究成果の発表会や地域フォーラムの開催。また、人を大切にする会社に贈られる「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の主催といった、ユニークな取り組みも行っている。