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2014年06月13日

 

「戦争放棄」を定めた憲法第9条、ノーベル平和賞の候補に

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写真:白鳩
イメージ画像:Photo by Leon Lee Some Rights Reserved.

日本国憲法第9条のノーベル平和賞受賞を推進している「『憲法9条にノーベル平和賞を』実行委員会」は2014年4月、選考機関であるノルウェー・ノーベル委員会に推薦が受理され、2014年の受賞候補に正式にノミネートされたと発表した。平和主義を掲げる日本国憲法は、第9条で「戦争放棄、戦力の不保持、交戦権の否認」を定めている。

「憲法9条にノーベル平和賞を」の取り組みは、神奈川県の主婦が平和憲法の精神を世界に広めたいと2013年にインターネット上で呼びかけて始まった。2014年の平和賞の推薦期限である同年2月1日までに、推薦資格を持つ大学教授らがノルウェー・ノーベル委員会に推薦状を送り、それまでに集まった2万筆を超える署名も参考資料として提出された。

ノーベル平和賞の受賞は個人又は団体に限られ、憲法自体は対象とならないことから、この取り組みでは、戦争の放棄、武力の不保持を定めた憲法を戦後70年近く保持してきた「日本国民」を受賞者としている。

実行委員会では、推薦人と賛同人の広がりが受賞の後押しになると期待し、現在も推薦状と賛同署名を募る活動を続けている。インターネット上では、2014年6月4日時点でおよそ8万人からの署名が集まっている。

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