「全国高校生みんなDE笑顔プロジェクト」 成田西陵高校が優勝

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JA（全国農業協同組合中央会）は2013年11月24日、「全国高校生みんなDE笑顔プロジェクト」決勝大会で、千葉県立成田西陵高等学校 地域生物研究部が優勝したと発表した。取り組んだプロジェクト名は「環境にやさしい農業を実現！～昆虫たちが笑顔を贈る～」。

全国高校生みんなDE笑顔プロジェクトは、全国の高校生が「農」をテーマに地域を笑顔にするアイデアを考え、行動し、そのプロセスや成果を発表、競い合う大会。全国からエントリーした115校160チームの中から、地区大会を勝ち抜いた６チームが決勝大会に進出し、「農家を元気にする」ために取り組んだ活動内容を発表した。地区大会ではアイデアを、決勝大会では実行内容や地域への貢献度を重視した審査が行われた。

優勝した成田西陵高校は、化学農薬に代わり在来昆虫を農業に活用。天敵昆虫であるテントウムシを圃場内にとどまらせることで、農薬を使わずにアブラムシの駆除に成功した。テントウムシの羽を低粘度のホットメルト接着剤で一時的に固定することで飛翔能力をなくし、「飛べないテントウムシ」を開発。掃除機を改良して、吸引口に細かい網を張った漏斗を装着し、吸引力でテントウムシの動きを止め、虫体を痛めずに固定処理することで短時間での大量生産を可能にした。（NS楽着方式）。

※ ＮＳ楽着方式のＮＳとは、Narita-Seiryo High Schoolの略。