おひさまファンド　立山アルプス小水力発電事業への市民出資募集を開始

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市民出資の仕組みを用いて自然エネルギーの拡大にとりくむ会社おひさまファンドは2010年９月８日より、立山アルプス小水力発電事業への市民出資募集を開始した。小水力発電への市民出資事業としては日本初。

小水力発電とは、発電出力が一般に１万キロワット以下の河川環境や周辺環境に影響の少ない水力発電で、二酸化炭素を排出しないクリーンな純国産の自然エネルギーで、未開発の再生可能エネルギーとして注目されている。

「立山アルプス小水力発電事業」は１口50万円と300万円の２種類の契約で一般の市民より出資を募り、富山県小早月川に、小水力発電設備導入を行う。事業主体は、地元企業であるアルプス発電で、地域の企業による地域の事業として実施される。環境省のモデル事業に選定されており、最大募集額約７億８千万円、目標分配利回りは３～７％を予定している。

おひさまファンドは2004年の設立以来、「南信州おひさまファンド」「温暖化防止おひさまファンド」「おひさまファンド2009」を実施、合わせて1,274名から合計約７億円の出資金を得て、約160施設に太陽光パネルを設置、約40施設に自然エネルギー/省エネルギー設備を導入している。運用状況も順調で、2007年より毎年予定通り1.1～３％前後の分配を実施している。同社は今後も全国各地での地域エネルギー事業の推進、支援を継続していく考え。

おひさまエネルギーファンド、「温暖化防止おひさまファンド」募集開始(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024729.html
日本の市民共同発電所の動き
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/028570.html

登録日時：2011/02/05 06:00:15 AM