生物多様性・食糧・水

2010年05月15日

 

富士フイルム 環境配慮設計に「生物多様性の保全」方針を導入

Keywords:  生態系・生物多様性  企業(製造業) 

 

富士フイルムは2010年2月16日、製品・サービスのライフサイクル全体での環境負荷軽減を目的とした環境配慮設計に「生物多様性の保全」を組み入れた運用を開始したと発表した。

これまで同社が規定してきた「地球温暖化防止・環境負荷低減」「資源の有効活用」「安全・コンプライアンス」「情報開示」の主要カテゴリーに、「生物多様性の保全」を新たに加え、さらに具体的な評価項目を新設した。

評価の要点として、1)自然環境の保全と生物多様性の維持を図るため、生態系への影響回避または最小化に向けた取り組み、2)長期的視点から生物資源の持続的供給に関するリスクマネジメントの2点について審議を行い、より環境品質の高い製品・サービスの持続的提供に努めるとしている。

すべての製品化の過程に生物多様性の保全に関する取り組みを織り込むことで、生物多様性の意味や、生態系より提供される資源の重要性などについて社員一人ひとりが認識を深めることができる。この仕組みの導入により、製品やサービスのライフサイクルを通じて携わる各社員の業務そのものが生物多様性の保全に貢献できる仕組みとすることを目指す。

「きれいな水、きれいな空気、美しい森を守る」-- 富士写真フイルムNo.30 (2005年2月号)
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/
027301.html

すべての製品設計に「生物多様性の保全」方針を導入
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/
articleffnr_0361.html

登録日時:2010/05/15 06:00:15 AM

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