2009年04月16日
Keywords: 再生可能エネルギー NGO・市民 大学・研究機関
愛知県刈谷市の中学生、間瀬絵美さん(15才、受賞当時)の作品「光と風のハイブリッド発電機」が、2008年9月台湾で開催された世界青少年発明工夫展で8部門中の2部門で最高の金賞を受賞した。数年間試行錯誤して完成した作品は、環境に優しく、独創性のあるところが高く評価された。
作品は、太陽光と風力を有効的に使って発電するハイブリッド発電機で、上部に6枚の太陽光パネル、その下に風力発電用の羽根がついている。向かい合った太陽電池の発電量の差を感知することで、発電の多い方向にモーターが回転して、発電量が同じになるまで土台の向きや傾きを変えるというしくみ。夜や天気の悪いときは、羽根が風を受けて発電する。ひまわりの姿をイメージしたというこの作品は、太陽を追って回り、南に向けておくと、目盛りで時間も分かるという。
羽根にプラスチックの名札を2枚貼り付けたものを使用したり、壊れた自転車のライトの発電機を使用したりと、身近な廃材を利用していることも大きな特徴。小さいときから廃材を使って物作りをすることが大好きだったという少女の発明に今後も大きな期待が寄せられる。
登録日時: 2009/04/16 06:00:15 AM